白鬚岳急峻な尾根・岩稜がまじり登り応えのある立派な山 ☆☆☆

日  時 2005年11月22日
天  候 くもり
山  名 白鬚岳(しらひげだけ)1378m
山  域 奈良県
歩行時間 登り:3時間10分 下り:2時間30分
アクセス 大阪近畿自動車道…南阪奈道(橿原)…国道169…柏木バス停にある赤い吊り橋…林道東谷出会(駐車スペースはほとんどなし)
費用 3300円:高速料金
コースタイム
東谷出合9:50→林道終点登り口10:00→最後の水場10:30)→神ノ谷コースとの分岐11:30→小白鬚岳山頂11:50
小白鬚岳山頂12:00→白鬚岳13:00→小白鬚岳山頂→神ノ谷コース分岐→東谷出合

柏木のバス停横の
赤い橋を渡り、右に曲がると林道あり。
その林道を行くと、お寺、神ノ谷集落あり。
東谷の出合にはヘリポートがあり、駐車は路肩に停めるしかない。

東谷林道は荒れていてとても車ではいけない。
東谷の出合から約10分で林道終点となり、登山口
谷を2〜3回渡り登っていくと、滝が正面にあり。

滝があります

最後の水場

最後の水場をすぎると、神の谷コースの稜線が見え、
こんな大きな木が登山道横に

その後はひたすら急坂を登ります。
杉の植林の中をひたすら我慢で登ります

杉の植林の急坂を登ると、神ノ谷コースとの分岐に
此処からは植林と雑木林の尾根ですが、
かなりの急坂と、岩稜の登りです。

小白鬚岳手前から見る、白鬚岳

小白鬚岳山頂1282m
このあたりから風強くとても寒く、霜柱があり、
手がかじかみました。

小白鬚岳山頂からアップダウンを5回ほど繰り返し、
最後のピークから見る白鬚岳
小白鬚岳山頂からは、
約1時間で白鬚岳にいけます。
ロープが何箇所かありした。
稜線は片方が杉の植林、片方が雑木林で所々展望が開け美しい道。

白鬚岳山頂1378m

谷を挟み、大台の山々が見えました。
谷はすばらしい紅葉

本には小さな祠があると書いてありましたが、
祠はなく、
二等三角点と、今西錦司の記念碑がありました。
展望は秋の為かすばらしく、
大普賢岳、山上ヶ岳、高見山、大台ケ原が雲の中に見えました。
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相棒のきゅうてんTの独り言
晩秋のとある日に、予てから懸案の山だった、白鬚岳に登って来ました。
この山は皆さんご存知の通り、北山の父である今西錦司氏の1500回登頂記念の山でもあります。
登山口である東谷林道は荒れており、一度車を突っ込んだが断念!(バックで300mほど引き返す)(首痛い!涙)
東谷の出会いはヘリポートが有り、仕方なく荒れた林道の手前で車をデポし山支度をしていると、
山仕事のおじさんが、『白鬚登るんか?』聞いて来たので『そうです!しんどいですか?』
と問い直すと『楽じゃない』と返事、お互い苦笑いする...今回は風邪の熱を押しての山行だけに一抹の不安が過ぎった。

水の綺麗な沢筋を登っていくと立派な滝が有り、やがて岩から水が滴り落ちる処に出る。
最後の水場と書かれたプレートが有った。
神の谷集落からの稜線を左に見ながら、杉の植林の九十九折れをひたすら登ると、やっと稜線の分岐に着き一息入れる。
やれやれヤッパしんどい山、と感じながら休憩もそこそに行軍開始。
しかしここからが又きつい登りだった!急勾配の所々岩稜の登りがひたすら続く。やっとの思いで小白鬚岳山頂1282m到着。
このあたりからは所々霜柱が有り、風も強く成って来てメッチャ寒く、手がかじかんできました。
小白鬚岳からは針葉樹と広葉樹に分かれた、ヤセ尾根の急勾配のアップダウンを5回ほど繰り返すと、
二等三角点と、今西錦司氏の記念碑が在る、白鬚岳山頂に到達しました。
天気は今一でしたが山頂からは、台高、大峰の両山脈山々が雲間から綺麗に見え、
谷間は紅葉が黄葉がとても綺麗で素晴らしかったです。
白鬚岳はとても登り応えの有る、素晴らしい山だと感じました。
風邪の発熱で体調が万全ではなかったものの、頑張って登った甲斐が有りました!花咲く春に又訪れたいです。