黒部五郎/薬師岳
今回は折立登山口より太郎平小屋に行き
太郎平小屋を基点に黒部五郎を往復し、次の日薬師に登り折立登山口に下山の計画です

日  時 2010年7月19日(月)〜7月21日(水)
天  候 晴天
山  名 黒部五郎岳(くろべごろう) 薬師岳(やくしだけ)
山  域 北アルプス
歩行時間 下記参照
アクセス
自宅→大津IC→立山IC→R157→有峰林道小川口線入口で仮眠(自宅を23時過ぎに出発、駐車場には4時半頃到着)トイレあり
帰りは有峰湖沿いを走って、東谷連絡所、飛越トンネル、山吹峠を通って国道471号へ1→飛騨清美IC→久御山淀IC→府道13→自宅へ
コース 歩行時間 休憩含
1日目 折立登山口8:00(1350m)…9:57三角点(1870m)15分休憩→10:43(1904m地点)休憩…11:40(2133m地点)…13:20太郎平小屋2330m【泊 5時間20分
2日目 太郎平小屋3:45…5:57神岡新道分岐…6:07北ノ俣岳(2660m)朝食休憩30分…7:17赤木岳2622m・・・8:34中俣乗越・・・9:48黒部五郎の肩・・・10:00黒部五郎岳(2840m)20分休憩
…黒部五郎の肩・・・中俣乗越
お昼休憩30分13:17赤木岳2622m14:10北ノ俣岳(2660m)16:05太郎山2372m…16:15太郎平小屋
12時間30分
3日目 太郎平小屋2330m5:34…5:53薬師峠2294m…6:30薬師平・・・7:15薬師岳山荘(2700m)・・・7:50非難小屋ケルン1・・・8:10薬師岳(2926)15分休憩
…9:07薬師岳山荘・・・10:25太郎平小屋25分休憩10:5012:50三角点(1870m)…14:20折立登山口
太郎平から薬師岳まで
往復4時間50分
太郎平から折立登山口まで
3時間30分

1日目(7月19日) 晴れ 折立登山口(標高1340m)より太郎平(標高2330m)標高差990mを登ります
三角点までは樹林帯 それ以後のゴロゴロした石の登りは
炎天下では疲れました
有峰林道の小川口線のゲート。駐車場あり、トイレあります。
有峰林道は全線有料道路です。(1800円)そして夜間通行禁止です。
(20時から6時まで)料金は入る時に1800円払います。
出る時はフリーパス。どのゲートから入ってどのゲートから出ても1800円です。
小見線は災害の為、今年は通行止めの看板ありました
6時にゲートが開き、順番待ちの車が続々出発していきます。
小川口線が有峰ダムまでの道は
曲がりくねって上がったり下がったり
片道1車線の急坂の道で車酔いしそうでした
小川口線のゲートから折立登山口までは
1時間ほどかかりました。広い駐車場は車でいっぱい
ゆっくり、身支度を整え、トイレを済ます。
道中トイレはありません。
ここが折立登山口です。標高1340m
トイレは2ヶ所ありました
8:00 さぁ出発
登山口からすぐに愛知大学山岳部遭難の慰霊碑
十三重之塔 
樹林帯の中の急坂 すぐにゴゼンタチバナが出迎えてくれました 9:20 周りの山々が見えてきます

雪どけの時は水芭蕉が咲いているところ
今はいぼいぼの気持ち悪い水芭蕉の花の後
9:40大きな木は何の木でしょう? アカモノは樹林帯の登山道に咲いていました
標高1871mの三角点
ここから視界が開けます
剱や立山がくっきり 薬師岳 薬師小屋も見えます
シロバナニガナ ニッコウキスゲ
今年は少なくまばらです
左右、前方に草原が広がっている
周りにはたくさんの高山植物が咲いています
木道を歩き 遠くを見れば白山らしき山が・・・ 有峰湖も見えてきた
高度を上げればだんだん湖が大きく見えてくる エゾシオガマも見えてきた ミヤママコナ(ゴマノハグサ科)もたくさん咲いています
最高の風景ですが 暑い暑い 10:43太郎平まで3.6km標高1904m
この標識の度に休憩、ベンチがあります
石の緩やかな坂は歩きにくいです。
足の裏が痛くなりました
有峰湖がだんだんと遠くになりますが・・・ 空に向って歩いています 11:40太郎平まで2.5km 標高2133m地点 
ヘロへロです
有峰湖の全貌が見えてきました ミヤマリンドウ(白色) ワタスゲが草原にあります
帰りここで雷鳥を見ました
12:15五光岩ベンチ2189m 太郎平まで後2km 向かいの山にある五光岩です チングルマも咲いています
12:15やっと太郎平小屋が見えてきました 綺麗なブルーのミヤマリンドウです ミヤマリンドウ
白色とは同じ種でしょうか?
大きな荷物を背負った若者も登っていきますが
しんどそうです。
コバイケソウが見えてきたら小屋は近い イワイチョウもたくさん咲いています
13:20 ついに太郎平小屋(標高2330m)です 太郎平小屋の夕食
味噌汁は美味しかったのでお代わりしました。
ここが寝床です。
今日は割りと空いていて100人くらいでした
お布団も一人に一枚あります
ほとんど眠らずに運転してきた相方は途中からバテバテ、私も運動不足でバテバテ。凍ったお茶をたくさん持ってきたので助かりました。
この日は19時過ぎから熟睡しました。
トップに戻る     山旅に行こう   日本百名山  2008年の黒部五郎

2日目(7月20日)晴天  太郎平小屋(2330m)〜北ノ俣岳2662m〜赤木岳2622m〜黒部五郎2840mを往復 
早朝3時過ぎに起床
3:45まだ暗い中をヘットランプをつけて出発
4:11なだらかな太郎山の横を巻き、木道を行く 4:23北ノ俣岳への登り、辛い、荷物が重い
で途中荷物を藪に隠して、軽くして再出発
富山市内方面が薄っすらと明るくなってきた
薬師岳の上には面白い雲がかかっています 富山方面も明るくなり 薬師岳の東南尾根から日の出
やっと上りきったと思ったら北ノ俣岳はまだ先
雪渓が見え出し、ハクサンイチゲのお花畑
5:57神岡新道との分岐 北ノ俣岳はまだ先ですが、展望は抜群
キバナ石楠花が咲き始めていました 6:07北ノ俣岳山頂2662mです。三角点もあります。360度の大展望です。ここで朝食30分休憩
遠くに白山も見えます 笠ヶ岳や乗鞍岳もすっきり 今日の目的地 黒部五郎岳
トウヤクリンドウ 小さなアップダウンを繰りかえし 赤木岳の巻き道は大きな石を渡りながら進みます
7:17赤木岳2622m
山頂には行かず、巻きます
だんだんと目的地が近づいてきますが・・・ まだまだ先が長い
8:33多分ここが中俣乗越 雪渓が残っていた 中俣乗越を下ると黒部の登りになります
8:50中俣乗越を下った鞍部 ゴロゴロの登山道を登ります、雲も登ってきます 突然目の前にカモシカが
とても大きなカモシカでした
9:45黒部の肩に着きました 黒部五郎のカールです 黒部五郎山頂を見上げます
10:00黒部五郎岳2840m山頂
肩から15分で山頂です
三角点もあります
バックは薬師岳です
カールから雲が湧いてきます
後に水晶岳、赤牛岳が見えます
黒部五郎岳のゴロゴロした登りに咲いていた
イワツメグサ
チシマギキョウ
花に毛があります
アオノツガザクラ
ベニバナイチゴ ツマトリソウ 13:19帰りは赤木山山頂に寄って帰りました
この時刻には周りはこのように真っ白
14:11北ノ叉岳
やっとここまで帰り着いたとほっとする
視界は全く無し
16:02太郎山の分岐 太郎山にも寄ります 16:04太郎山山頂2372m
三角点もあります
チングルマの綿毛 2日目の太郎平小屋の夕食(昨日よりは美味しかった) 夕方少し雲が晴れましたが、午後は雲が出てきます
雲が湧いてくる前に黒部五郎岳の山頂に立てて360度の展望を楽しみました。
片道6時間、往復で12時間強の久しぶりの長丁場でしたが天気が良く、たくさんのお花に出会え、最高の歩きが出来ました。
トップに戻る     山旅に行こう   日本百名山 
今回の費用(二人で)
18日 ガソリン g132円(満タンにして) 4373
食事 朝食(19日・20日の) 1940
日焼け止め、飲み物 2786
19日 ETC 大津〜立山(割引) 1000
林道使用量 小川口線(入るときに払う) 1800
太郎小屋宿泊代 夕食と弁当一人8800円 17600
ジュース代 CCレモン他 一本300円 1200
20日 太郎小屋宿泊代 夕食のみ 一人7700 15600
カップラーメン1個 400
飲み物 お茶400円ジュース600円 1000
入浴 ひら湯の森一人500円
ロッカー代100円
1100
お昼 お蕎麦、Nonアルコールビール 2130
その他 お土産、野菜 500
ガソリン g137円(満タンにして) 6155
ETC 飛騨清美IC→久御山淀IC(割引) 4050
61634